はじめに｜自然公園でホタルと過ごす親子時間
こんにちは！愛知県在住・2児のママ「わたがし」です。
今回ご紹介するのは、豊田市旭地区にある「大井平公園ホタルの里」。
家族で訪れたこの場所は、自然に囲まれた中でホタルを静かに観賞できる、とってもやさしい時間が流れる公園でした。
遊具や川遊び、広い芝生もあるので昼からたっぷり楽しめて、夜は幻想的なホタルが舞う光の空間に変わります。
子どもがぐずることなく、親も安心して過ごせるポイントがたくさんあったので、今回はその魅力をまるっとお届けします。
大井平公園ホタルの里とは？
豊田市旭地区の山あいにある「大井平公園」は、旭観光協会によって整備された市民の憩いの場。
春は桜、夏は川遊び、秋は紅葉、そして初夏には“ゲンジボタル”の飛翔が見られることで、地元の人々に親しまれている自然公園です。
特に6月上旬から中旬にかけて、清流沿いの遊歩道にホタルが舞い、多くの親子連れが訪れます。整備が行き届いているので、他の山奥系スポットに比べて、子連れでも断然行きやすい印象です。
アクセス・駐車場・公園設備
- 住所：愛知県豊田市旭八幡町
- 車：猿投グリーンロード「枝下IC」より約40分
- 駐車場：約100台（無料）
公園の入口には大きな駐車場があり、観賞時期には混み合いますが、夕方までに到着すれば十分に停められます。
夜間でも照明あり＆誘導ありで安心でした。
園内には清潔なトイレ、自動販売機、ベンチ、芝生広場があり、ファミリーにやさしいつくりです。
ホタル観賞前にピクニックや遊具で遊んでから、夜の「静かな時間」に入れるのも魅力です。
ホタルがよく見えるルート・時期
ホタルが現れるのは例年6月初旬から中旬。時間帯は19:30〜21:00ごろがピークです。
観賞ポイントは、公園内を流れる巴川沿いの遊歩道。バリアフリー対応の舗装路もあり、小さな子どもやお年寄りでも安心して歩けるルートになっています。
おすすめのルートは、
- 駐車場〜芝生広場を通って川沿いへ
- 川に沿ってゆっくりと上流方向に歩く
- 折り返して、橋の上からホタルの光を一望
遊歩道沿いには、木々の影や川辺の草むらにホタルが多く集まっており、「あ！あそこにも！」「また光った！」と、歩くたびに新しい発見があるルートです。
わたがし家の体験レポ（親子での過ごし方）
我が家が訪れたのは6月の第2日曜。17時頃に現地着。芝生広場でシートを広げて、おにぎりと麦茶で夕方ピクニック。
子どもたちは遊具でひとしきり遊び、19時を過ぎてからホタル観賞へ。
19:40頃から、ふわっ…と浮かぶ光がひとつ、またひとつ。暗さに目が慣れるにつれ、「あっちにもいる！」「こっちにも！」と次々に見つかり、息子は夢中。娘も「キラキラ～！すごいねぇ！」と手を振っていました。
川面に映る光、風の音、虫の声。
スマホもテレビもない世界で、ただホタルを見つめる時間は、まるでスローモーションのように穏やかでした。
「このホタル、どこに行くのかな？」「ママのところに来てくれたらいいのにね」
そんな子どもたちの言葉が、やさしく胸に残っています。
子どもと行くときの注意点（暗さ・足元・トイレ）
大井平公園は整備されていますが、以下の点に気をつけておくとより安全＆快適です。
- 一部薄暗いエリアでは小型ライトが便利（足元だけ照らす）
- 舗装路とはいえ、雨上がりや湿地帯は滑りやすい
- トイレは2か所あり。ただしホタル観賞ルートからはやや距離あり
- ベビーカーは可だが、抱っこ紐の方が小回りが利く
ホタルをびっくりさせないよう、スマホのライトやフラッシュは絶対にNG。
「ホタルは静かなところが好きだよ」と優しく声がけしておくと、子どもも自然と静かに観賞してくれます。
公園周辺で立ち寄れる食事・休憩スポット
道の駅 旭高原元気村
公園から車で15分。山の中腹にある道の駅で、地元の軽食やジェラート、遊具エリアもあり。観賞前の腹ごしらえにも便利。
加茂の里のうどん・そば店
夕方までの営業が多いため、ホタル観賞前に早めの夕食をとるのがおすすめ。定食屋も点在しています。
準備してよかった持ち物とコツ
- ヘッドライト（両手が空くので便利）
- 羽織りもの（6月夜の山は肌寒い）
- 虫除けスプレー＆虫よけリング
- 携帯トイレ or 補助便座（念のため）
- ブランケット・レジャーシート（観賞前の休憩に）
我が家で「持ってきてよかったベスト3」は、①ヘッドライト ②虫除けリング ③おにぎり！
ホタル観賞の待ち時間に軽食できると、子どもの機嫌も安定して◎でした。
まとめ｜心に残る、自然の中の光体験を
大井平公園ホタルの里は、整備された自然と手付かずの静けさがうまく共存している、親子で訪れるには理想的な場所でした。
ホタルの光は、自然がくれる“ほんの少しの魔法”。
子どもたちの目がその光を見つけて輝く瞬間は、私たち大人にとっても一生忘れない思い出になります。
「また来年も来ようね」「ホタルさん、おやすみなさい」——
そんなやさしい言葉で締めくくる夜のさんぽ、ぜひあなたの家族でも体験してみてください。
初夏の夜、静かに輝く命の光が、あなたの心にもそっと灯りますように。
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