はじめに|学びと感動を親子で感じるホタルの夜
こんにちは!愛知県在住2児のママ、わたがしです。
今回は西尾市にある「ホタル学校・ホタルの里」に、家族でホタル観賞に行ってきました。
ただ見るだけじゃない、“ホタルと自然について学びながら楽しめる”スポットで、子どもたちにとっても貴重な夜になりました。
ホタルって、夜の暗闇の中でただふわっと光るだけじゃない。命のリズム、自然の美しさ、そして守り続ける人たちの想い——
それらすべてを親子で体験できた、特別な時間をお伝えします。
ホタル学校・ホタルの里とは?
西尾市東部、山あいの小さな集落にある「ホタル学校」。もともとは廃校になった小学校を活用して、ホタルや自然に関する展示・活動拠点として生まれ変わった施設です。
すぐ裏手には清流が流れ、5月下旬から6月中旬にかけてゲンジボタルが自然発生。校舎の窓から里山と川が見渡せる、まるで絵本のような風景が広がります。
昼間は館内見学、夜は自然の中でのホタル観賞が楽しめるため、小さな子ども連れでも無理なくスケジュールを組めるのが最大の魅力です。
アクセス・駐車場・施設概要
- 住所:愛知県西尾市東幡豆町小見行田21
- ナビ設定:「ホタル学校」でOK
- 駐車場:約50台(無料・舗装済み)
- 開館時間:9:00〜17:00(夜間観賞は自由)
ホタル観賞時期には、臨時駐車場も拡張され、地元スタッフさんが交通整理をしてくれます。
暗くなってから到着しても誘導がわかりやすく、初めての訪問でも安心でした。
ホタル観賞ルート・時期・混雑状況
ホタル学校の裏手には、ホタルの里と呼ばれる川沿いの小道があり、そこが主な観賞ルートです。
道幅は広めで整備されているため、ベビーカーでもある程度は進めます。(ただし後半は未舗装ゾーンもあり)
観賞シーズンは例年5月下旬〜6月中旬。ピークは6月10日前後とされており、20:00〜21:00が最も多くのホタルが舞います。
混雑具合は、週末の夜19:30頃から徐々に人が増え、20:00以降はやや混雑。ただ、地元密着型のスポットなので、「人混みで押し合いへし合い」というほどではありません。
暗い中で列を作って歩くので、足元には十分注意しましょう。
わたがし家の親子体験記|夜の教室とホタルの光
わが家が訪れたのは6月の最初の土曜日。17時頃に到着し、まずはホタル学校の中を見学。
校舎内にはホタルの生態について学べるパネルや標本、ホタルを守るための取り組み紹介コーナーがあり、子どもたちは興味津々。「ホタルって、オスとメスで光り方が違うんだ!」と息子は驚いていました。
18時を過ぎ、周囲がだんだんと暗くなってきたので、裏手の川沿いへ移動。
19時半過ぎ、まずはぽつぽつと光り始めた小さな光。やがてそれが何匹にも増え、川面に映る光と合わせて、まるで星が流れるような幻想的な景色に。
途中、川のほとりに立ち止まり、親子で手をつないで、ただ静かにホタルの舞いを見つめました。
暗闇の中、ホタルの光だけが浮かび上がる空間。自然と子どもたちも声をひそめ、耳をすます。そんな静かな共有時間が、今も胸に温かく残っています。
子連れ目線での注意点・施設の工夫
ホタル学校周辺の観賞エリアは比較的整備されていますが、以下の点に注意が必要です。
- 遊歩道の一部に段差や未舗装エリアあり → 抱っこ紐推奨
- 暗くなるとトイレが遠く感じる → 事前に済ませるか携帯トイレ持参
- 蚊・ブヨなどの虫 → 虫除けは必須
特にベビーカー利用は、最初の300m程度までは可能ですが、奥に進むと難しいです。
また、小さい子どもは暗さに不安を感じることもあるため、事前に「ホタルさんは暗いと嬉しいんだよ」と話しておくと安心でした。
観賞後に立ち寄れる周辺スポット
ホタル観賞後、軽食や休憩を取れる場所も近くにあります。
道の駅 にしお岡ノ山
車で約20分。夜間トイレ利用可、自動販売機あり。小休憩に最適です。
西尾温泉 しおさいの湯
少し遠いですが、温泉好きならおすすめ。露天風呂もあり、ホタル観賞後の冷えた体をじんわり温めるにはぴったり。
おすすめの持ち物と親子のための準備
- ヘッドライト(光量調整できるもの)
- 虫除けスプレー(ディートフリータイプ推奨)
- 抱っこ紐(歩き疲れた子用)
- ウェットティッシュ・携帯トイレセット
- 羽織れる上着(夜は冷え込む日あり)
- 飲み物・簡単なおやつ(観賞前の待ち時間用)
今回特に助かったアイテムは「虫よけパッチ」。体に直接吹きかけるよりも子どもが嫌がらず、かつ効果もしっかり感じられました。
まとめ|西尾の自然に溶け込む親子のひととき
ホタル学校とその周辺のホタルの里は、「見る・学ぶ・感じる」がそろった親子にぴったりの自然体験スポットでした。
単なる観賞だけでなく、命の大切さや自然のリズムを静かに感じ取ることができる。
そんな体験は、忙しい日常の中でとても貴重だとあらためて思いました。
帰り道、息子が「ぼく、ホタルさんみたいにピカピカになりたい!」と言ってくれたことが、親として本当に嬉しかったです。
今年の夏、ぜひ西尾の里山で、親子で静かな光の世界に包まれてみてください。
きっと、心に深く残る宝物のような時間になりますよ。
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