はじめに|子どもと静かに過ごす“夜の山里”
こんにちは、愛知県在住の2児ママ「わたがし」です!
今回は、新城市の五井(ごい)地区にある「五井の里ホタル」を親子で訪れました。
夜の山里を歩きながら、ふわっと光るホタルを眺める——そんな静かで優しい時間を、子どもと一緒に過ごすことができました。
「暗い場所って怖がるかな?」「ホタルちゃん見えるかな?」と少し心配していましたが、実際は大成功!
子どもたちの目がキラキラしていて、親の私のほうが感動してしまったくらいです。
この記事では、五井の里ホタル観賞の魅力やアクセス、子連れでの注意点、そして実際に行ってみた体験を、ママ目線でたっぷりご紹介します。
五井の里ホタルとは?どんな場所?
五井の里は、新城市の山間部に位置する小さな集落。自然豊かな環境と清流が特徴で、毎年6月になるとゲンジボタルが多数発生します。
この地域では「五井ホタルの会」の方々が長年にわたって環境整備と保護活動を行っており、観賞路や駐車場も丁寧に整備されています。
他の有名スポットと比べて観光地化されておらず、人混みが少ないため、親子で落ち着いてホタルを楽しめる“穴場”として注目されています。
アクセス・駐車場・周辺情報
- 住所:愛知県新城市豊岡字五井(五井の里集会所付近)
- 車:新東名「新城IC」から約20分
- 駐車場:約30〜40台分の無料スペースあり(臨時設置)
ナビには「五井の里集会所」と入力すれば問題ありません。現地には「ホタル観賞はこちら」という案内板も設置されているので安心です。
駐車場から観賞エリアまでは徒歩約5分。車の通行は少なく、道も整っているので子ども連れでも安全に歩けました。
ホタルがよく見える観賞エリアとルート
五井の里では、集会所から川沿いに少し歩いた場所が、最もホタルの密度が高い観賞エリアとなっています。
地元の方が整備した小道には、案内表示や簡易照明もあり、迷うことなく進めました。おすすめは、日が暮れる前に少し下見をしておくこと。明るいうちに道の状態を確認しておけば、暗くなってからも安心です。
道は舗装ではなく、土や砂利の自然道。場所によってはぬかるみや段差もあるため、ベビーカーより抱っこ紐推奨です。
わたがし家の体験レポ(夜の山道×光体験)
私たち家族は6月中旬、土曜日の18時半ごろに現地入り。まだ明るかったので、まずは車内でおにぎりタイム&絵本で気持ちを落ち着けます。
19時半、薄暗くなってきたので川沿いの道を歩き始めると、ふわっと1匹、また1匹とホタルの光が舞い始めました。
「ママ!見えたよ!」「ピカピカしてるね!」と、子どもたちは大喜び。
「光がゆっくりだね、やさしいね」と言いながらじっと見つめたり、手を伸ばして「とりたい〜」と夢中。
途中、川のせせらぎに耳を澄ましながら、光と音を感じる特別な時間に。親としても、この静かな自然のなかで子どもたちの感性が育っていくような気がして、胸が熱くなりました。
ホタルの光は決して派手ではないけれど、その“静けさ”こそが魅力なのだと、あらためて実感しました。
小さな子連れでの注意点・マナー
五井の里は山間部にあるため、以下の点に注意が必要です。
- 暗さに慣れる前の行動:ライトの光でホタルを驚かせないよう、小さなライトで足元のみ照らす工夫を。
- ぬかるみや石:歩道に自然の凹凸があるため、滑りにくい靴&抱っこ紐推奨。
- 虫対策:夜の山道は蚊やブヨも多いため、虫除けは必須。ディートフリータイプがおすすめ。
- トイレ:観賞エリアにトイレはないため、事前に済ませておくか携帯トイレを準備。
特にホタル観賞は“静かに楽しむ”というルールがあるため、子どもたちにも事前に「ホタルさんは静かなところが好きなんだよ」と伝えておくと、スムーズに過ごせます。
観賞後に立ち寄れるスポット(食事・休憩)
道の駅 もっくる新城
車で25分ほど。温泉卵や五平餅が人気。24時間開放のトイレがあり、授乳室も完備。
新城市内のファミレス(ガスト・サガミなど)
20〜30分ほどで市街地へ出られるので、ホタル観賞後に軽く食事したいときにも便利です。
準備してよかった持ち物リスト
- ヘッドライト or 小型懐中電灯(光量調整できるもの)
- 羽織り物(山間部は夜になると肌寒くなります)
- 虫除けスプレー・虫よけシール(子ども用)
- 抱っこ紐(ベビーカー不可)
- 簡易おにぎりやおやつ(早めの夕食代わり)
- ウェットティッシュ・携帯トイレ(小さな子には特に)
我が家は「ヘッドライト」と「携帯トイレ」が大活躍!とくに暗い中でも両手が使えるヘッドライトは、荷物や子どもの手をつなぐのにとっても便利でした。
まとめ|静かな光と、親子の記憶を重ねて
五井の里ホタルは、派手なイベントやイルミネーションとは真逆の、“静かな自然体験”そのものでした。
ホタルの光に包まれながら、川の音と木々の香りを感じる時間は、親子にとってかけがえのない思い出になります。
「また来たい」「もっと見たい」「今度はおばあちゃんも連れてこよう」——そんな言葉が、子どもたちから自然と出てきたことが嬉しくて、きっとまた来年もここを訪れるだろうと感じました。
夜の山里にふわっと浮かぶ、命の光。
ぜひ今年の6月、家族でそっと見つめてみてください。きっと、忘れられない時間になりますよ。
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